2006年02月20日
信販(クレジット)会社の棚卸
あなたの経営する宝石店の売上構成比を見てください。
何の売上構成比かというと、「現金売上:クレジット売上:掛売上」です。
我々宝石店経営は100%現金商売ではありませんので、「現金回収コスト」がかかっています。売掛で販売することで、回収期間に「金利」が発生しますし、クレジットで販売すれば「支払手数料」や「振り込み手数料」が発生します。
しかしながら、100%現金回収が出来ないのは事実ですので、今度は「いかに支払手数料を下げるか」が戦略となってきます。(コンサルタントなどは身勝手に「支払手数料が多いですね」なんて言いますが、我々は絶対に「0円」には出来ないのです。単純に減らそうと考えれば売上が落ちますからね。そんな現場を知らない身勝手な言い分ですよね)
私が父の宝飾店を継承したときにまず着手したのがこの「回収方法の改善」でした。
当時は現売り:売掛:クレジット=2:7:1でした。
つまり売掛で販売し、わざと全額集金しないことで、毎月お客様に会えるという理屈の方法です。(今でも存在する手法です・・・古いです×)
確かに「会える」という点では立派な方法ですが、資金繰りは悪化していきます。
そしてその悪化した資金繰りを改善するために「借入」するのです。
「借入」すれば当然「金利」が発生しますので、結果的にはその金利分をお客様に転嫁して販売していきますから、「価格力」「商品力」が低下します。
最終的には「買ってもらえない」結果に至るのです。
この悪循環を回避するために、「支払手数料を支払ってでも即回収しよう」ということでクレジット比率を高め、現在では現売り:売掛:クレジット=2:1:7です。
これで資金回転率は数段に高まりました。
加えて「集金」という再訪問の口実がなくなりましたので、再訪問するための方法をそれぞれが考えなければならず、結果的に「創意工夫」が生まれ、「お誕生日」「結婚記念日」「お子さんの祝い事」「お土産配り」「修理の御用聞き」といった戦術を生み出したのです。
戦略の話しはまた後述致しますが、こうなると経営者の出番は「支払手数料を下げる」という方針を立てます。
そして実際に信販会社さんとの交渉に入るわけです。こういう場合においては「不況」が追い風となります。信販会社へのメリット(例えば年間販売予定(目標)額の提示をしたり・・・)を伝え相見積もりをとっていくのです。
現在の状況(金利等)を考えると例えば10回払いで4%、15回払いで5%以上はちょっと問題です。あなたの会社の金利は何%ですか?
仮に1%下がったとしましょう。年間では数十万~数百万の固定費削減になり、これがイコール利益となるわけです。
ですから今回良い機会ですので、ぜひこれらの棚卸をしてみてください。
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投稿者 houseki : 2006年02月20日 22:35
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